はじめに

リファラル採用を始めてみた会社さんから、
「定期的に社員に発信し続けなければいけないとは思っているけれど、ネタがない…」
というお悩みをよく聞きます。

発信しないと定着しないし、かといって「友達やお知り合いを紹介してください!」というお願いだけでは逆効果では…というジレンマに陥ってしまうのです。

この記事では、リファラル採用について社員に情報発信していく時に、どんな目的でどんな内容にするのが効果的なのかについて紹介します。

「制度を作ったら終わり」じゃない!リファラル採用についての情報発信の重要性

「制度を整えて社員のみんなに周知したのに、ほとんど使われていない」
「いつの間にか忘れ去られてしまった…」

せっかくリファラル採用の制度を作ってスタートしても、定期的な発信がないとこのような状態になりがちです。

勤怠管理や経費申請などの社員が必ず使う制度とは違って、リファラル採用は使わなくても誰も困らないものです。活用されるようになるには、誰かがリファラル採用について発信し続ける必要があるのです。

とはいえ、制度について何度もお知らせする発信や、社員に協力を呼びかけるだけの発信では、あまり効果が期待できません。

社員から見たら「またその話?」と思ってしまうため、スルーされる確率が高まります。

そうなると、「自分には関係ない話」という認識が定着してしまい、逆効果にもなりかねません。

このような状態を避けるには、発信内容を工夫する必要があります。

今自社に必要なのはどんな内容?社員への発信内容のバリエーション

「社員への発信」と一口に言っても、たくさんの種類が考えられます。

自社のリファラル採用のフェーズに応じて、効果的な発信内容を考えましょう。

リファラル導入期

リファラル採用を開始したばかりで、まだ社員の理解が浅い段階です。

この時期には、リファラル採用に対しての関心を集め、理解を深めてもらえるような内容を配信していきましょう。

以下のような内容がお勧めです。

例1: トップインタビュー

社長自らがリファラル採用を開始した意義について語るインタビュー記事です。

人事担当者ではなく、社員に対して大きな影響力がある社長に語ってもらうのがポイント。

会社全体で力を入れているということが社員にしっかり伝わります。

例2: リファラルインタビュー

これまでに紹介で入社した社員と、その人を紹介した社員との対談記事です。

社員にとって身近な人が登場してリファラルについて語るコンテンツがあると、「記事見たよ」「リファラルだったんだね」と自然と会話が生まれ、リファラルの周知が進みます。

リファラルテコ入れ期

リファラルの制度が一通り認知され、そろそろ成果につなげていきたいという段階です。

関心を持ってくれた社員のみなさんが「紹介」というアクションを起こせるよう、以下のように社員の方の助けになるような情報を発信しましょう。

詳しくは、別記事「リファラル採用に協力してくれる社員へ人事が授けるべき武器」をご参照ください。

例3: 会社・仕事の良いところの紹介

周りに良い人がいても、会社や仕事の魅力をうまく伝える自信がない場合、声を掛けることができません。

また、知人に対していきなり『会社の魅力をアツく語る』というのもハードルが高いかもしれません。

こんな時、会社や仕事の魅力がまとまった記事などがあれば、記事のリンクを送って「これ読んでみて!」「今こんな仕事してるんだ!」と伝えるだけで済み、社員の負担が軽くなります。

例4: 友人・知人への声掛けTips

さらに社員にとっての紹介ハードルを下げるためには、うまくいく方法を共有することも効果的です。

「例2: リファラルインタビュー」にも近いですが、実際にリファラルで知人が入社した人の方法をヒアリングし、ベストプラクティスとして記事にまとめることで、ノウハウを共有することができます。

リファラル定着期

リファラル制度が活用されるようになり、風化させずに続けていきたいという段階です。

社員が「うちは自然とリファラルが多く出る会社なんだな」となんとなく思っているかもしれません。この時期には、リファラルはただ自然発生しているのではなく、会社として引き続き本気でリファラルに取り組んでいくということを社員に伝えることが重要です。

例5: 協力者への賞賛

友人・知人に声を掛けてくれた社員の方に対して、みなさんの前で賞賛の気持ちを表す発信です。以下のようなタイミングで発信ができます。

  • 紹介での入社が決まったタイミング
    全社員に紹介するため、入社する人の挨拶の場を設けたり、社内報などで発信する会社さんも多いかと思います。
    その際に、紹介してくれた人も一緒に紹介して、感謝を伝えましょう。
  • 定期的な発信
    入社にまでは至らなかったけれど友人・知人に声を掛けてくれた人に対しては、期間を区切って感謝を伝える機会を設けましょう。
    月次で「今月のリファラル参加者」リストを作り、メールなどで共有することがお勧めです。

例6: リファラル制度・会社改善の取り組み紹介

さらにリファラルを増やすために改善したことがある場合は、ぜひ社員のみなさんに共有しましょう。

リファラルの制度そのもの(紹介方法、選考方法など) の改善に限った話ではありません。

社員がもっと働きやすい環境作りや、やりがいをさらに感じられるような評価制度の見直しなど、
「もっと紹介したくなる会社」を作るために実施したことを積極的に発信することが重要です。このことにより、紹介したくなる会社作りがリファラルの活性化につながり、さらに紹介したくなるような改善の取り組みにつながるという良い循環に入れるはずです。

何から手を付ければいい? フェーズの捉え方

自社にとって、今どの内容から着手すべきなのかよく分からない場合は、社員に対してアンケートを取ると良いでしょう。

リファラルについて社員がどのくらい認識しているか、関心を持っているか、アクションを起こしやすいと思っているかが把握できると、自ずと発信すべき内容が見えてきます。

おわりに

当社のコンサルタントも、ご支援先で社長や社員のみなさんへインタビューするなど、一緒に社員発信用コンテンツを作成することが多くあります。

その際には、お客様の会社の魅力に気付いたり、社長の思いがしっかりと社員のみなさんに伝わっていることが分かったりと、感激することもしばしばです。

ぜひ御社の魅力を伝える発信コンテンツ作りにご協力できるとうれしいです!

村井 菜美子
株式会社リフカム カスタマーサクセス部 コンサルタント
2010年にSansan株式会社に新卒で入社。名刺管理サービスSansanとEightの成長に貢献した。
その後マーケティングの代理店勤務を経て、リファラルで株式会社リフカムに入社。
リフカム入社後は、50社近くのクライアントのコンサルティングを経験。実績を活かし、あらゆる企業のリファラル採用を成功に導くべく、日々尽力している。

記事についてもっと詳しく知りたい、自社の課題にあった事例を知りたい、コンサルタントに具体的な採用のお悩み相談をしたい方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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