はじめに

このブログでは、リファラル採用を成功させるために重要な要素や手法についてご案内してきました。

ただ、どんなに手を尽くしてもなかなかリファラルで成果が出ないことがあります。

それは従業員が会社のことを好きではない、つまり従業員エンゲージメントが低い場合です。

今回の記事では、リファラル採用と従業員エンゲージメントの関係性について紹介します。

従業員エンゲージメントとは?

従業員エンゲージメントは、従業員が会社や職場に対して抱く愛着や信頼の度合いのことを測る指標です。

向上すると企業の業績向上に大きな影響を与えることが近年の調査で分かってきていて、グローバルでも注目を集めてきています。

当社で提供しているリファラル採用のクラウドサービス「Refcome」では、この従業員エンゲージメントを以下2つのスコアで計測することができます。

Refcome エンゲージメントスコア

「人間関係」「組織風土」「職務内容」などの11項目から組織の状態をスコアリングするRefcome独自の指標です。部門ごとに、スコアと組織の強み・弱みを把握することができます。

eNPS (employee net promoter score)

「この会社で働くことを、親しい友人や知人に勧めることができますか?」という質問に対する回答点数で社員を「推奨者」「中立者」「批判者」に分類し、推奨者の割合から批判者の割合を差し引いた値です。

数値をどう見るのか?

一般的には、eNPSは、「人事が思っているよりずっと低く出る」ことが多くあります。

これは、10点満点で何点ですか?と問いかけた時、かなりいいと思っていても、心理的に7点、8点程度の点数をつける人が多く、「まあまあかな」(=そんなに悪くはない)といったレベルの場合、だいたい真ん中の5点、6点をつける人が多いので、eNPSの計算上、-60点、-70点といった数値があらわれます。

しかし、この心理状態を加味すれば、「出た結果の数値ほどひどい印象ではない」と考えて良さそうです。日本全体での平均値は、-60点くらいと言われています。

当社のRefcome Engageの場合、部門ごとのスコアが集計できるので、この部門のメンバーが会社に対してどういった項目を評価しているのか、課題なのはどこなのかを両面で把握可能です。

単にスコアの数値に一喜一憂するのではなく、仕事に取り組んでいるときに、従業員はどのような心理状態か?突出した特徴的なスコアが出ている箇所があるか?改善の打ち手はどこにあるか?を気づき、アクションを起こすために使っていただくのが適切な見方です。

リファラル採用の成功とエンゲージメントの関係とは?

私たちコンサルタントが「リファラル採用成功のための施策」としてご提案する方法の多くは、一定以上のエンゲージメントがある社員のみなさんを対象としたものです。

①自社にリファラル採用制度があることを知ってもらうこと
②自分ごととして認識してもらうこと
③知人を紹介するというアクションをサポートすること

の大きく3つの面で成果を引き出します。

このため、そもそも会社への愛着や信頼が低すぎて「知人を紹介するなんてとんでもない!」と考えている社員のみなさんには、施策が効果を発揮しづらいのです。

逆に言うと、社員のみなさんのエンゲージメントが全体的に向上すると、上記の施策によってリファラルしてくれる人が増えます。

今後、リファラルを採用の中心に据えていきたいと考える会社であれば、従業員エンゲージメントの高めな人だけを対象にしていては行き詰まってしまうかもしれません。

従業員エンゲージメントが今は低い人にも目を向けてエンゲージメントの改善からじっくりと取り組むことで、リファラルを継続的に発生させ、会社の文化としてしっかりと根付かせていくことができます。

エンゲージメントを高めた先にある世界

当社はリファラル採用の成功をサポートするサービスを提供していますが、実はそのサービスは私たちが本当にやりたいことを実現する手段に過ぎません。

私たちは、リファラル採用を入り口に「社員にとって紹介したい会社で溢れる世界」を実現したいと考えています。世界中で働くすべての人が、自分の働く会社を「友人に紹介したい、自慢したい」と思えるようにしたいのです。

Refcomeをご導入いただいた当初は「紹介したい会社作り」に関心がなかったお客さまの中でも、エンゲージメントを測定し、改善に向けて具体的なアクションを起こす会社さんが増えてきました。

このような事例を活かし、今後はさらに多くのお客さまのエンゲージメント改善をサポートしていきたいと考えています。

おわりに

この記事では、リファラル採用とエンゲージメントの関係性についてご紹介しました。

どのようにエンゲージメントを改善していけば良いかについては、別の記事でご紹介できればと思います。

村井 菜美子
株式会社リフカム カスタマーサクセス部 コンサルタント
2010年にSansan株式会社に新卒で入社。名刺管理サービスSansanとEightの成長に貢献した。
その後マーケティングの代理店勤務を経て、リファラルで株式会社リフカムに入社。
リフカム入社後は、50社近くのクライアントのコンサルティングを経験。実績を活かし、あらゆる企業のリファラル採用を成功に導くべく、日々尽力している。

記事についてもっと詳しく知りたい、自社の課題にあった事例を知りたい、コンサルタントに具体的な採用のお悩み相談をしたい方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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