はじめに

当社のカスタマーサクセスでは、リファラル採用を活性化するクラウドツール「Refcome」の導入のみならず、導入企業様でどのようにリファラル採用を浸透させ、活性化させるのか、という部分にまで踏み込んでサポートさせて頂いております。

今回は制度設計の肝でもある受け皿についての記事です。

受け皿とは

紹介されたご友人と企業との最初の接点を何にするのかによって、応募いただける確率が大きく変わってきます。

こちらはみなさんもおわかりかと思いますが、いきなり選考よりは気軽に参加できるものであったほうが参加する側としては気軽に応募できるからです。

とはいえ、どんな受け皿を用意すれば良いのか?と思っている方々のために、すでに実践している企業様の例をもとにいくつか受け皿をご紹介させていただきます。

企業文化や社員様の特性によってマッチする受け皿も異なると思いますので、この記事を通してご自身の会社にマッチする受け皿を見つけていただければ幸いです。

受け皿は社員のスカウト数にも影響が出る!

冒頭申し上げたとおり、応募する側の心理的なハードルを下げるためにも「選考ではない受け皿」を用意することは重要です。

ところが、これは応募者だけではなく、ご友人を誘う社員様側の心理的なハードルを下げるためにも大きな影響を与えていることがわかりました。

当社では、企業様に対してリファラルの意識調査を行っておりますが、その中でよくある声として、「友達の人生を左右することなので急に選考には呼びにくい」というものがあります。

上記のように、”自分の大切なご友人を自分の会社に紹介することでその方の人生が大きく変わることになるため、責任を持てない”という意見が数多く挙がってきたのです。

このような懸念点を払拭するために、選考ではない受け皿を用意し、あくまで会社を知ってもらった上で本人の意志で選考を受ける、という流れを作り出す必要があるのです。

つまり、選考ではない受け皿を用意することで、社員様の紹介に対する心理的なハードルが下がるため、スカウト数も向上します。

では、具体的な受け皿の話に移っていきます。

リファラル採用の受け皿一覧

当社のお客様や、今までご相談に乗らせていただいた企業様で実践している受け皿についてご紹介します。

大きく分けると下の2パターンに分類できるかと思います。

(1)1対1で行うもの

  • 選考(面接)
  • カジュアル面談
  • ランチ面談/会食
  • オフィスに招待

(2)複数人で行うもの

  • 座談会
  • 2対1での会食
  • ピザパーティー(懇親会)
  • Meetup
  • 成果発表会
  • 勉強会
  • オフィスツアー
  • オフィス移転パーティー
  • 社長セミナー

各受け皿のメリット・デメリット

この受け皿の中で、取り組む難易度が比較的低いものをピックアップして、メリット・デメリットについて触れていきます。

メリット・デメリットを理解した上でご自身の会社にマッチする受け皿を見つけて頂ければと存じます。

選考(面接)

<メリット>
* 第一接点から選考なので、選考の進捗が早い
* 選考意欲がすでにある顕在層と接点を持てる

<デメリット>
* 応募する際のハードルが高い
* 紹介者のハードルが高い
* お見送りする場合に気まずくなる
* 転職を考えていない友達には紹介しにくい

カジュアル面談

<メリット>
* 選考ではないため、マッチしない場合でもお見送りする必要がない
* ざっくばらんにお話を聞く中で、自社の空いているポジションへ誘導できる

<デメリット>
* 選考を受けてもらうためのアプローチが必要になる
* 選考ではないが、1対1の面談なので社員は紹介しにくい場合もある
* 転職を考えていない友達には紹介しにくい

ランチ面談/会食

<メリット>
* ご友人と会うだけなので、応募者が応募するハードルは低い
* ご友人と食事に行くだけなので、社員が誘うハードルが低い
* 社員がご友人のキャリアに対する考え方や今までやってきたことを知ることができる
(学生時代の友人の場合、どんな考えで働いているのか把握できていないことが多いため)
* 転職を考えていない友達でも誘いやすい

<デメリット>
* 人事を介さないため、選考につなげるのが難しい
* 転職意欲を持っていない方も多数いる
* 会食費用の補助制度がないと、ワークしない
* 経費精算などの工数が発生する(補助制度がある場合)

座談会

<メリット>
* 転職を考えている人であれば、とても気軽に誘うことができる
* ご友人に会社の雰囲気を知ってもらうことができる
* 会社の方と気軽に話せる場面を提供できる
* 仕事内容や働き方を伝えることができる
* ご友人に自分が働くイメージを持ってもらえる
* ご友人が抱いている疑問や不安を解消できる

<デメリット>
* 情報収集しているだけの方もいるため、選考につなげるのが難しい
* 転職意欲がないご友人は誘いにくい

ピザパーティー(懇親会)


<メリット>
* ご友人に会社の雰囲気を知ってもらうことができる
* 会社の方と気軽に話せる場面を提供できる
* 他の社員から話しかけて、積極的に口説くことができる
* 社員は誰でも気軽に誘うことができる

<デメリット>
* コストがかかる
* 人をたくさん呼べるためのキャパシティがオフィスに必要
* 転職意欲を持っていない方も多数いるので選考に進む数が少ない

勉強会

<メリット>
* ご友人に会社の雰囲気を知ってもらうことができる
* すでに社内で行っているものをそのまま展開できるため準備コスト不要
* 会社として、制度のアピールにもなる(未経験採用には強い)
* 社員は自社の事業領域に興味のあるご友人には紹介しやすい

<デメリット>
* 現状、勉強会などを定期的にやっていないと実現できない
* 勉強のために来る人も多いため、選考につなげるのが難しい
* 社員との交流時間を作り出すのが難しい
* 知識レベルが異なる人が参加するため、コンテンツを考えるのが難しい

上記にて説明のない受け皿について詳細を聞きたいという方は、ぜひご相談いただければと思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
自社でも実施できそうな受け皿はありましたでしょうか。

リファラル採用は、周知ができていても、受け皿がマッチしていないと成果は望めません。

  • 社員様が気軽に紹介できる
  • 紹介されたご友人が気軽に応募できる
  • 最初の接点から選考につなげる流れができている

この3点が非常に重要な指標になりますので、制度設計の際にはしっかりとご検討ください。

設計される中で、困ったことなどがございましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。

深谷 彰太
株式会社リフカム カスタマーサクセス部 コンサルタント
大手ERPパッケージ企業で、Eコマース専属の営業を経て、株式会社リフカムに入社。
前職では主にECサイトの売上向上をミッションとしたコンサルティング営業を実施。
リフカム入社後は、コンサルティングの経験や営業で培った提案手法を武器に、多店舗展開や大手IT企業など、リファラル採用の浸透が難しい企業における成果最大化に向けた提案/サポートを行なっている。

記事についてもっと詳しく知りたい、自社の課題にあった事例を知りたい、コンサルタントに具体的な採用のお悩み相談をしたい方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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