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リファラル採用

採用だけじゃない!”リファラル文化”醸成の効果とは

2018.8.28#上級者向け#全社プロジェクト化#村井 菜美子

はじめに

リファラル採用に取り組む人事の方からは、よく「社員が協力してくれない」というお悩みを聞きます。

もちろんリファラル採用で成果を出すには、知り合いを紹介するという”協力”をしてくれる社員を増やすことが重要で、私たちはリファラル採用のコンサルタントとして協力率向上のご支援をしています。

ただ、長期的に考えると、「人事がリファラル採用を推進し、社員がその取り組みに”協力する”」という構図自体を変えていければと考えています。

リファラル採用の主体が人事ではなく社員になり、一人ひとりが自分ごととして取り組む状態が理想だと考えています。そこまで到達できれば、「”リファラル文化”が定着した」と言えます。

今回の記事では、そんな”リファラル文化”を醸成することについてご紹介します。

社員が仲間集めの主役になる!”リファラル文化”とは?

では、リファラル文化とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

「文化」を定義するのはなかなか難しいですが、リファラル文化の場合は「採用に対する社員の認識」が以下のような状態になっていることだと考えます。

  • 仲間集めは人事ではなく社員みんながやるもの
  • 仲間を集められる人はかっこいい
  • 社員なら会社の魅力を知り合いに語れる

10人以下のスタートアップでない限り、基本的に社員は「人を集めることは人事の役割だ」と考えています。

リファラル採用で人を紹介するのは、自分の業務外だけれど善意で協力しているという位置付けです。

この状態の場合でリファラル採用を続けようとすると、人事としてはずっと協力を呼びかけ続けなければなりません。

しかし、リファラル文化が根付いて仲間集めは社員の役割だという認識が定着すれば、自然と紹介が発生し続ける状態になります。

こうなると、「新しい社員を会社に招き入れること」は、”採用”ではなく”仲間集め”と言う方がしっくりくるかと思います。

リファラルの成功だけじゃない!リファラル文化のメリット

リファラル文化が根付くと、採用で成果が出るだけではなく、社員のエンゲージメントが高まるという効果も期待できます。

社員のエンゲージメントとは?

エンゲージメントとは、社員が会社や職場に対して抱く愛着や信頼の度合いのことです。

エンゲージメントが高まると、社員の生産性やサービスの質が向上し、企業の売上にも良い影響を与えると言われています。

エンゲージメントが高まる理由

エンゲージメントが高まる理由は、大きく分けて2つあります。

社員が会社の魅力を再認識する

人事の方は候補者に対して会社の説明をする機会が多いため、会社の魅力やアピールポイントをよく把握されていると思います。

しかし、残念ながら社員はそうではありません。

会社に魅力を感じて入社したはずなのに、その魅力について考える機会は減り、恵まれている点があっても当たり前のことだと感じるようになってしまいます。

リファラル文化が定着すると、社員のほとんどが知り合いに会社の魅力を伝えるという経験をします。

この経験を通して、社員は自社の魅力をもう一度発見し、口に出して説明することで深く認識できるようになるのです。

社員の「自分ごと」範囲が広がる

“仲間集め”も自分の役割だと認識するようになると、社員が自分の会社に対して持つ影響度合い、貢献度合いも大きく変わってくるはずです。

事業の一部で貢献していたことに加えて、人材面でも貢献できるようになると、会社の成長をもっと「自分ごと」と捉えるようになります。

このため、会社に対する愛着が高まってくるのです。

リファラル文化を醸成するには

リファラル文化を醸成する要素として、「社員への情報提供」「社員の参加」が考えられます。
それぞれについてご紹介します。

社員への情報提供

社員の認識を変えていくには、まずは適切な情報提供が必要です。

仲間集めに社員全員で取り組むことに対して納得してもらえるよう、目的や必要性について繰り返し社員に発信していきましょう。

また、発信方法についても検討が必要です。

いつ、誰から、どんな風に伝えれば効果的かを検討し、人事以外も巻き込んでいくことが重要です。

人事からだけの発信では、「採用の仕事を押し付けられた」と感じる社員も出てきてしまうかもしれません。

特に、経営層から全社的に優先度の高い取り組みであることを伝えてもらったり、部署のトップ(部長やリーダー)からどんな人材を求めているのか、人材が集まるとどんな風に事業が成長するのかを直接説明してもらったりと、社員に響く発信方法を検討しましょう。

※詳しくは「社員の巻き込みが必須!全社一丸で取り組むリファラル採用」の記事をご参照ください。

社員の参加

全員でリファラル採用に取り組むことについて理解を得られたら、実際に参加してみてもらうことが効果的です。

いきなり紹介してもらうのはハードルが高いので、もっと手前の段階で、誰でも参加できる機会を作るのがコツです。

以下に社員参加の例をご紹介します。

・リファラル採用に関するワークショップ

会社の魅力や、自部門で求める人物像について話し合う会です。

会社や仲間集めについての理解を深めることができます。

ある程度理解が深まった状態であれば、過去の人脈から自社に合う人を掘り起こすタイプのワークショップ (こちらの記事で紹介している内容)もお勧めです。

・リファラルbookの作成

リファラルbookとは、上記ワークショップの内容 (会社の魅力や、自部門で求める人物像) に加えて、知人への声かけのノウハウや、自社のリファラル採用制度などについて社員に紹介するものです。

社員からコメントを集めてこのbookの内容に入れ込むことで、リファラル採用へ参加している感覚が得られます。

選考への参加・権限移譲

選考を人事や役員、事業部のトップだけで実施されているのであれば、選考プロセスの一部に現場社員の面談を組み込むこともお勧めです。

現場の社員自身に選考の一部を移譲することで、「仲間集めを任されている」という感覚が芽生え、自分ごととして捉えるようになります。

おわりに

リファラル採用を始めることは、採用媒体やエージェントさんを1つ増やすこととは性質がまったく異なります。

それは、人事にとって「採用」という認識を変えることでもあるのです。

人事だけが採用を背負うのではなく、社員全員で取り組む「仲間集め」として、もっと自社で活躍してくれる仲間を増やしていきましょう。

採用も、定着も。
社員と会社が一体になって取り組む
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成長する会社の社員は、
全員が主体性に溢れ、自己実現と事業成長に
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