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組織活性化に役立つ!ピアボーナスの仕組みや運用のコツを解説!

2019.2.14#エンゲージメント

半年や1年に1度行われる人事評価は、公正に行っているつもりでも社員からの不満が募ってしまいがちなものです。

評価への不満は、社員の仕事に対するモチベーションを下げてしまうおそれがあります。

そこで、注目を集めているもののひとつに、Google社が導入したことでも知られているピアボーナスという評価システムがあります。

今回は、ピアボーナスとは何かということや、導入することでどんな効果を得られるのか、うまく運用していくためのコツなどについて解説していきます。

1.ピアボーナスとは?

ピアボーナスを導入することで得られる効果を知る前に、まずはピアボーナスとは何なのかということを把握しておく必要があります。

ここでは、ピアボーナスの概要について説明していきます。

1-1.ピアボーナスとは何か

ピアボーナスは、仲間や同僚を意味する「peer」と報酬を意味する「bonus」を組み合わせた言葉です。

文字通り、同僚からの評価に応じて基本給やボーナスとは別で支給される少額のボーナスのことをいいます。

給与と別で支給されるという点から、ピアボーナスはインセンティブの一種だという見方もできます。

また、360度評価と同じように、社内の人間からの多角的な視点を盛り込むことができる評価システムだと言えるでしょう。

ピアボーナスを導入することで、従来の評価制度では見落とされることが多い成果への貢献度が従業員の評価に反映される効果を期待できます。

1-2.ピアボーナスの仕組み

ピアボーナスの「peer」が同僚を意味することからもわかるように、ピアボーナスでは従業員同士がボーナスを送りあうことになります。

仕事ぶりなどを見て称賛に値すると感じた人に対して、それぞれの従業員がオープンな場でボーナスを送るということです。

既にピアボーナスを導入している企業では、専用のサービスを利用して従業員同士がボーナスを送りあえるような環境を整えているところが多いです。

専用のサービスを導入することで、従業員同士はパソコンやスマートフォンからピアボーナスを簡単に送ったり受け取ったりできるようになります。

1-3.ピアボーナスの導入が進む背景

ピアボーナスの導入が進む背景には「働き方改革」を実現させようという動きがあります。

少子高齢化による生産年齢人口の減少、雇用形態の変化による労働者の価値観の多様化など、現代の働き方にはさまざまな問題があります。

これらの問題を解決するための方策のひとつとして、ピアボーナスが注目を集めているのです。

生産年齢人口の減少に伴って、企業が優秀な人材を獲得するのは日増しに難しくなっています。

それだけに、ピアボーナスを導入することで社内の結束を強め、早期離職を防ぐことには大きな意味があるのです。

同時に、IT技術が進化を遂げたことでピアボーナスの専用サービスを提供する企業が現れ始めました。

このサービスを有名企業が導入するようになり、ピアボーナスの認知度が高まったということも普及が進む理由のひとつとなっています。

2.ピアボーナス導入がおすすめの企業とは

ピアボーナスは、やみくもに導入してみればよいというものではありません。

ここでは、ピアボーナスを導入することで効果が得られると考えられる企業の特徴を解説していきます。

2-1.社内の雰囲気が良くない企業

ピアボーナスを導入するとよい企業の特徴の1つ目は、社内の雰囲気がよくないということです。

社内の雰囲気は業務の進捗状況にも影響を及ぼすものなので、雰囲気が悪化すると業務が円滑に進められないというケースも増えてくるでしょう。

また、雰囲気の悪さは社内で働く従業員の精神面にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

そこで、改善策として効果的なのがピアボーナスを導入するという方法です。

ピアボーナスによって従業員同士が評価しあうことでコミュニケーションの円滑化を図ることができ、社内の雰囲気もよくなるでしょう。

2-2.人事評価がうまくいっていない企業

ピアボーナスを導入するべき企業の2つ目の特徴は、人事評価がうまくいっていないということです。

公平に評価したつもりでも、人事評価に対する不満は社員間で生まれてしまいがちです。

そうすると、社員の仕事に対するモチベーションは下がり、離職にもつながってしまうおそれがあるでしょう。

人事評価制度がうまく機能していないと感じているのであれば、ピアボーナスを導入してみるとよいでしょう。

3.ピアボーナスの効果と注意点

ピアボーナスには導入することで得られる効果がいくつもありますが、同時に注意しておくべきポイントもあります。

ここでは、その効果と注意点を紹介します。

3-1.ピアボーナスの効果

まず、モチベーションの向上やコミュニケーションの円滑化など、ピアボーナス導入の効果について見ていきましょう。

3-1-1.社員のモチベーションが向上する

ピアボーナスには社員のモチベーションを向上させる効果があります。

ピアボーナスによって社員同士で評価しあうことで、称賛された社員は承認欲求が満たされて仕事に対するモチベーションが向上します。

そして、たとえ小さなことであっても他人から評価されていることが明確にわかれば、仕事への自信にもつながってくるのです。

また、少額とはいえ成果や貢献度に応じてボーナスがもらえるようになるので、それまでよりもがんばろうという気持ちが強くなるでしょう。

このように、ピアボーナスを導入して社員のモチベーションを向上させることで、社員の業務の精度が上がり、結果的に生産性や生産効率の向上につながるのです。

3-1-2.見落としがちな日々の業務に対して評価できるようになる

従来の評価制度においては、社員への評価は数値化された実績などの上司の目につきやすい材料をもとに判断されてしまいがちです。

しかし、ピアボーナスでは一緒に働いている社員同士で評価しあうことになります。

そのため、従来は見落とされることの多い目立たない働きぶりまで拾い上げて評価の対象とすることができるのです。

その結果、会社からの評価に不満だった社員も納得できるようになり、従業員満足度の向上や離職率の低下などにもつながるでしょう。

また、上司が部下の働きぶりを調査する際にも、ピアボーナスでどのように評価されているのかを判断材料のひとつとして評価に落とし込むことができます。

3-1-3.社員間のコミュニケーションが円滑になる

ピアボーナスの導入には、社員間のコミュニケーションを円滑にするという効果も期待できるでしょう。

ピアボーナスによって社員同士で評価しあうようになると仕事に対する社員のモチベーションが向上します。

モチベーションが上がることで、よりよい仕事をするために業務の改善案について話し合うというような機会が増えることになります。

その結果、社内のコミュニケーションが自然に活発化していくのです。

また、社員がピアボーナスを意識するようになれば、ほかの社員の働きぶりに関心が向くようになります。

相手の仕事内容に興味を感じたり、評価してもらったりしたことがきっかけで言葉を交わすようになるというケースも出てくるでしょう。

3-2.ピアボーナスの注意点

次に、導入コストや導入後の運用方法など、ピアボーナスを導入する際に気を付けるべきポイントについて解説していきます。

3-2-1.導入コストがかかる

ピアボーナスを導入する際の注意点の1つ目として、導入コストがかかるということが挙げられます。

ピアボーナスを利用するためには専用のサービスを導入する必要があり、初期費用や月額利用料などが発生することになります。

また、社員に分配するピアボーナスを現金で支給する場合は支給額を会社が負担することになるので、そのぶんのコストがかかるということも理解しておく必要があるでしょう。

ピアボーナスを試してみたいからといって目的もなく導入すると、無駄な出費が増えてしまいかねません。

それだけに、導入する際は費用対効果について事前によく検討しておく必要があるといえるでしょう。

3-2-2.導入後も浸透しているかチェックする必要がある

ピアボーナスを導入したあとも、システムが社内に浸透しているかどうかを確認しながら運用しなければならないという点にも注意が必要です。

ピアボーナスは導入さえすれば人事評価体制などが改善されるというものではありません。

社員同士がいつでも簡単に評価しあえる仕組みを確立させるためには、まずピアボーナスというシステムをきちんと理解してもらう必要があるのです。

しかし、新しいシステムは使い方が社内に浸透するまでにはある程度の時間がかかるでしょう。

そのため、社員同士で積極的に評価しあえているか、利用しにくい点はないかといったことを導入後もこまめに確認しながら運用していくことが大切になります。

4.ピアボーナスをうまく運用するコツ

ピアボーナスがその効果を十分に発揮するためには、会社側が運用のコツをしっかりと押さえていることが重要です。

ここでは、ピアボーナスをうまく運用するためのコツを3つ紹介します。

4-1.表彰制度を作る

ピアボーナスをうまく運用するための1つ目のコツは、表彰制度を作るということです。

ピアボーナスというシステムの土台は社員同士に評価しあってもらうというところにあります。

そのため、活発に評価が行われるほどピアボーナスの効果は現れやすくなるのです。

そこで、ピアボーナスに関する表彰制度を作るという方法が社員同士の評価を促すためには効果的です。

たとえば、1週間ごとに最も評価された人と最も評価を行った人を表彰し、それぞれに現金やポイントなどのちょっとしたボーナスを贈るというようなことです。

このような表彰制度を作れば、ピアボーナスに対する注目も集まりやすく、多くの社員が利用するようになるでしょう。

4-2.ピアボーナスを強制しない

ピアボーナスをうまく運用するための2つ目のコツは、社員にピアボーナスの利用を強制しないということです。

せっかく導入したのであれば、ピアボーナスを利用するようにアピールするのは当然のことでしょう。

しかし、強制してしまうとむしろ社員が反感を抱き、システムが社内に浸透していかないおそれがあります。

特に、いつも業務に追われている社員などは「仕事に関係ないことをしている暇はない」と考えることもあるでしょう。

そのため、ピアボーナスは無理やりやらせるのではなく、自発的に取り組んでもらえるように運用方法を工夫していくことが大切なのです。

4-3.操作が簡単なツールを導入する

3つ目の運用のコツは、操作が簡単なツールを導入するということです。

ピアボーナスは導入することでさまざまな効果が得られますが、社員に利用してもらわなくては意味がありません。

導入したツールの操作が難しいと使ってもらえないことがあるので、気軽に利用できるようになるべく簡単に操作できるようなツールを導入する必要があるのです。

4-3-1.Unipos

操作が簡単なツールを採用しているピアボーナスのサービスとして、まずはUniposを紹介します。

Fringe81株式会社が提供しているUniposは、2017年6月からサービスがスタートしました。

Uniposの基本的な仕組みは、週のはじめに400ポイントを支給された社員が評価したい社員にポイントを送るというものです。

Slackなどのチャットアプリと連携することで、それぞれの社員はパソコンやスマートフォンからピアボーナスとコメントを送ることができます。

これらの投稿はタイムラインで共有されるので、社員であれば誰でも見ることが可能です。

また、賞賛コメントに「拍手」すると、その投稿者と評価された人にそれぞれ1ポイントのピアボーナスを送れるという拍手機能も備わっています。

4-3-2.HeyTaco!

次に紹介するのは、アメリカでスタートしたピアボーナスのサービス、HeyTaco!です。

HeyTaco!は、Slack上でポイントの代わりにタコスを送りあうことで、相手に感謝や賞賛の意を伝えることができます。

タコスは1日に5個まで送ることができ、使い切っても翌日になればタコスの数はリセットされます。

HeyTaco!の大きな特徴は、受け取ったタコスの数ごとに「Rewards」、すなわち「ご褒美」を設定することができるということです。

ただ現金を支給するのではなく、タコス200個で有給休暇が取得できるなど、社員のモチベーションを上げられるようなRewardsが設定できるのです。

5.ピアボーナスの導入企業

ピアボーナスを導入した企業として、フリマアプリで知られているメルカリがあります。

メルカリでは、Uniposのシステムを利用して構築されたメルチップという独自の通貨をピアボーナスとして導入しています。

メルカリの社員はSlack上でメルチップを送って感謝の気持ちを伝えあっています。

2017年9月の導入以来、メルチップは利用する社員からも高い評価を得ているようです。

他部署や他拠点との調整がしやすくなった、お礼をカジュアルに伝えやすくなったなど、好意的な意見が会社側に数多く寄せられています。

6.ピアボーナスは社員のモチベーションUPに効果的!

ピアボーナスは、社員のモチベーションを上げたり評価制度の見直しを図ったりするうえで効果的なシステムだと言えます。

ピアボーナスを導入する際は、そのメリットや注意点、運用のコツなどを事前によく理解しておきましょう。

うまく導入することで、組織の結束力を強めて活性化を図ることができるでしょう。

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