第一回リファラルカレッジを開催しました!
2019年11月26日、ユーザーイベント「リファラルカレッジ」を開催しました。
リフカムでは定期的にユーザーが集まる勉強会や懇親会を開催していますが、このような大規模イベントは初の開催です。
当日はあいにくの雨・・・。皆さんが会場に来てくれるかドキドキでしたが、心配をよそに60名の方にご来場いただき会場は満員に!遠方は岩手県からもご参加いただきました。
こちらのレポートでは当日のプログラムから、freee株式会社栗林様のセッションをお届けします。
freee株式会社
人事 採用チーム責任者 栗林 由季 様
Refcome利用歴:3年3ヶ月
リファラル採用のカルチャーが薄れる悪循環からの脱却
私は採用チームの立ち上げメンバーとして、5年ほど前freeeに入社しました。当時、従業員は20名ほどでしたが、今では500名を超え、採用チームだけでも15名ほどの組織になりました。
freeeの採用は自社採用がメインで、基本的にはエージェントからの採用決定が非常に低いことが特徴です。創業当時のfreeeはリファラル採用の比率は高く、リファラル採用がすごく強い会社でした。
しかし、それに甘んじて何も手をいれずにいたら、どんどん紹介数が下がってしまい、2017年頃にはほとんど紹介がない状態に陥ってしまいました。
これはマズいということで、リフカムを導入し3年ほど前からリファラルを強化しはじめ、今はリファラル比率が20%ぐらいまで上がってきました。
友だちを紹介するカルチャーを再構築した方法とは
では、どのようにしてリファラルを再度盛り上げていったかというと、これからお話する3つのことを意識してやってきました。
1つ目は、社員が友だちを呼ぶハードルを下げることです。
freeeでは社員と友だちが一緒に、freeeの社内でお弁当を食べられる、「お弁当制度」を設けています。紹介したい友だちとの会食費を負担する会社って結構あると思うんですが、私たちはまず会社に足を運んでもらいたいので、お弁当代を負担して会社に来てもらっています。
最初はこの制度を利用するための条件を決めて、数字も追いかけようと思ったんですが、そうすると結局友だちを呼びづらくなってしまうので、人事は干渉せずに「勝手にやってくださいね」というスタンスでやっています。
2つ目は社員に採用の重要性・必要性をしっかりと伝えることです。
実際にこれは反響が数字に現れるほど大きなインパクトがありました。
まず、人事から社員に、友だちを紹介してくださいと闇雲に伝えても、なかなか紹介が上がってきません。そうではなく、今のfreeeにはどんな人材が必要かというのを詳しく社員に説明しています。採用状況も社員に開示しているので、社員はリアルタイムで自社の採用状況が分かるようになっています。
また全社ミーティングや1on1ミーティングでリクルーターから社員に採用の報告やリファラルの重要性についてお話しています。採用について常に全社員が当事者意識を持ってもらえるように常に発信は心がけております。
3つ目は協力してくれた社員に感謝の気持ちをしっかりと伝えることです。
先ほどのすかいらーくさん同様に、採用に関するアワードを、年に1回の経営方針説明会の場で行っています。このタイミングに合わせてアワードを行うことで、採用って経営と同じくらい重要なんですよということを、社員に理解してもらうための意味もあります。
また、感謝の気持ちを伝えるのは、アワードだけではなく、リファラルで入社してくれた人、誘ってくれた人にありがとうの意味を込めてT シャツをプレゼントしています。こちらは社員からも好評で結構着てくれています。
おわりに
最後に、社内のリファラル文化醸成のポイントですが、強制力を働かせないことです。「freeeってこんなに素晴らしい組織なんだよ!」ということを、働くメンバーに感じてもらうこと、そしてたくさん発信し活性化していくことを心がけていています。
これは採用全般に言えることですが、色々な人に「freeeに入りたい」と思ってもらえるような組織を作っていきたいと思っています。将来的にはリファラルの比率を30%にあげて、働いていて楽しい組織を作っていきたいですね。
以上です、ありがとうございました。